2002組発第8号                                                                    2003.1.20

 東京都立大学事務局長
   平 井 和 之 殿

                                                    東京都立大学・短期大学教職員組合                                                     中央執行委員長 大 串 隆 吉

2002年度特別昇格(職員)の実施について

 組合は従来から特別昇格の実施に当たっては、賃金条件の改善というこの制度の導入趣旨からいって、年齢、都歴、級歴等を十分尊重するよう要求してきました。

 しかし、最近、「業績評価」を理由として、これらの客観的基準が十分尊重されなくなって来ていると同時に、決定過程が不透明になって来ています。 職員は相次ぐ定数削減と業務量の増大の中で、それぞれの仕事を最大限の努力で行っています。このような状況の中で、職員の日頃の努力を評価する点からも、職場のチームワークを保持していく点からも、特別昇格が年齢、都歴、級歴等の客観的な基準で、公正・民主的に行われることが不可欠であると考えます。

 また、長年、こつこつと努力して来た人を評価せず、「業績評価」の名のもとに、選別するやり方は、職員のやる気(士気)を低下させるものです。特に、どうつけられているかも分からないような「業績評価」の下では、なおさらです。

 賃金条件の改善を図る特別昇格制度の導入趣旨からいっても、年令、都歴、級歴等の客観的な要素が十分尊重され、誰もが納得のいく昇格が行われるべきであると考えます。それは、相次ぐ定数削減の中でそれぞれの業務に励んでいる職員の努力を評価するうえでも、みんなが働きやすい職場をつくっていくうえでも不可欠なことと考えます。

 よって、今年度の特別昇格の実施にあたり、下記のとおり申し入れます。

                

1.年齢、都歴、級歴等を十分尊重すること。

2.組合と十分協議すること。