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2522号


正規職員、常勤契約職員のみなさん
    業績評価の開示を申請しましょう。

  2008年度の法人固有職員のうち、正規職員及び常勤契約職員に対する業績評価の一次評定の開示申請が3月4日から始まっています。 申請期間は3月11日までです。 業績評価の開示については、その目的が「職員の人材育成・能力開発に資するため」とされていることからも、本来、すべての対象者に無条件で開示すべきものです。
  正規職員、常勤契約職員については2008年の業績評価が来年度の給与等に反映されることになりました。 これに伴い、希望者全員に業績評価の開示(一次評定のみ)が行われると同時に苦情処理制度もスタートしています。
  また、業績評価が最下位(3号昇給となります)とされた職員については、所属長が指導育成を行うことになっています。 指導育成対象者には、所属長が告知を行うことになっています。

恣意的評価をさせないためにも、開示を求めましょう
  業績評価の開示を求めることは、管理職に一方的で恣意的な評価をさせない、一定程度の抑止力となっています。 都派遣職員の場合でも、実際、開示が始まって以降は最下位と評定される職員が減る傾向にあります。 これは、指導育成の結果とばかりはいえないものです。

評定結果に疑問があれば、面接、苦情処理の申請もしましょう。
  開示を希望する職員は、所定の申請書に必要事項を記載し、必ず本人が所属長に提出しなければなりません。 開示通知の際に所属長から評定結果の書かれた「平成20年度定期評定本人開示通知書」と「平成20年度定期評定本人開示面接申請書」が配布されます。 評定結果について説明を求めたい場合は、面接申請書を提出し、説明を求めることができます。さらに、評定結果について不服がある場合は、苦情を申し立てることができます。面接や苦情処理を申請できるのは、開示を申請した職員のみとなっています。

非常勤契約職員の業績評価について
  非常勤契約職員についても業績評価は行われています。 業績評価が最下位でない職員については2月上旬に契約更新の通知がなされています。 契約更新された非常勤契約職員は、就業規則に定められた昇給があります。
  3月2、3日に南大沢キャンパスで、2009年4月採用の非常勤契約職員の採用面接が行われ、募集人員の7倍近くの応募者があったと聞いています。 募集要綱には。内部登用の途があることが記されています。登用選考にあたって、業績評価が参考とされるのであれば、非常勤契約職員に対しても業績評価を開示すべきだと組合は考えています。 すべての職種に内部登用選考が制度化されたのですから、希望する職員については、評定結果を開示すべきです。

本人開示、面接、苦情処理についてわからないことは組合に相談してください。
  組合はこれまでも人事考課制度については、「給与や昇任などの処遇に直接反映するものなので、労使交渉事項とするべきだ」と、主張するとともに、給与や昇任などの処遇については、個別評定とすることや本人開示、苦情処理制度などを求めてきました。
  組合は、今後も開示面接や苦情処理についても、本人が希望すれば、組合役員や本人が認める同僚などの立ち会いを認めるよう要求していきます。
  開示や苦情処理などについて、実際に行う上での疑問や、実施された際のあり方についての疑問、不満、意見など、なんでも組合に相談してください。