身分保障・賃金・労働条件等の交渉は都労連で


        ―法人化に伴う対都交渉について、都労連へ申し入れ―

 組合は8月11日、都労連に対して、「法人化に伴う身分保障・賃金・労働条件等の交渉について、従来通り、都労連交渉で行う」よう、申し入れを行いました。都庁の職員で組織する都庁職をはじめ、小中高の教職員、都営交通職員、上下水道の職員とともに、都立の大学の教職員の賃金や身分保障などは、これまでも、都労連が交渉窓口となって、東京都の総務局人事部、勤労部と交渉を行ってきました。
 地方独立行政法人法が、大学にとどまらず、都立の試験研究機関や病院、都営交通、上下水道なども独立行政法人とすることができる法律であり、東京都においては、大学が一番最初に独立行政法人となる準備が進められています。そこで、都の職員から独立行政法人の職員へ身分変更を行う際の条件やルールについて、これまで通り、都労連の統一交渉で行うよう申し入れたものです。
 組合の申し入れに対して、都労連の増渕委員長は、「わかりました。山口大学管理本部長も、交渉のルールについてはわかっているはずです。」と答えました。
組合は、法人化に伴う諸問題の対都交渉について、都労連と連絡を取りながら、みなさんに報告するとともに、広く意見を聞きながら、進めてゆきます。




                                            03組発第4号
                                             2003.8.11
東京都労働組合連合会
執行委員長 増渕 静雄 様

                       東京都立大学・短期大学教職員組合
                       中央執行委員長 山 下 正 廣

都立の大学の法人化に伴う賃金条件等の交渉について

日ごろのご指導に感謝申し上げます。
 さて、都立の4大学(都立大学、科学技術大学、都立短期大学、保健科学大学)は、2005年(平成17年)4月に向けて、独立行政法人化の検討を進めています。
 東京都立大学・短期大学教職員組合では、昨年、2回にわたって「都立の大学の法人化に伴う教職員の身分・労働条件に関する解明要求」を大学管理本部に提出し、解明を求めてきました。しかし、大学管理本部は、「委員会において検討中」ということで、現在まで具合的な回答は得ていません。本年7月に地方独立行政法人法も公布され、法人化まで1年7カ月余となった現在、また、8月1日に石原知事が発表した新大学構想で「任期制・年俸制の導入」が表明された現在、東京都立大学・短期大学教職員組合では、教職員の身分保障・賃金・労働条件について、交渉を早めなければならないと考えています。
 ところで、現在、少なくとも賃金条件については、都労連の交渉事項となっています。
 つきましては、法人化に伴う身分保障・賃金・労働条件等の交渉について、東京都当局に対して、交渉ルールに関しての確認方、よろしくお取りはからい願います。