ホーム > 手から手へ

2367号

  
都派遣職員・固有職員アンケート結果

10月13日現在、73名の方々より回答をいただきました。
ご協力ありがとうございました。      

 *いただいた回答からの抜粋です。個人が特定されるおそれのある回答については、表現をかえている部分もあります。
 【派遣職員】(45名)
☆18年度以降も大学で働くことを希望する (8名)
☆理由
・異動してきたばかり(3名)。
・経済的事情。
・再雇用の期間がまだ残っている。
・給料がもらえるならば、職場はどこでもかまわない。
・続けて勤務しなければ大学組織について何もわからないから。表面だけでなく過去の流れも理解した上で、より良い大学づくりに寄与したい。

☆希望しない(23名)
☆理由
・行きあたりばったりの仕事で先が見えない。(2名)
・旧大学の経験があるので仕事を押しつけられる。
・大学以外の職場を経験したい(2名)。
・大学の業務に魅力がない。
・理念を具体化する体制がない。
・法人化に至る動きを身近に見てきた立場として、これ以上ここにいるべきではないと痛感している。
・ストレスが強く、心身が持たないという不安がある。
・首都大学東京自体に賛同できない。
・命令の一元性がなされていない。
・まったく希望していないのに異動させられた。通勤が困難なところにあり、疲労で体調を崩してしまっているから。
・長い時間在籍しているから。
・いい加減な組織だから。都民の税金を使うほど都民にとって必要だとは思えない。事業の必要性が感じられない。
・状況が変わってやりづらくなったので民間で働きたい。
・毎日10時まで残業しても仕事がたまる一方で体が持たない。
・家庭の事情で残業が当たり前になっている職場では働くことは困難。
・大学の将来像がみえない。先行き不安。
・再雇用が終了するから。(2名)

☆わからない(13名)
☆理由
・必要があれば異動する。
・来年度の組織がみえない。
・3月の内示で言われた勤務状況が変わってきていて負担がかかっている。このままの状況であれば積極的には働きたくない。
・残って大学事務をやる自信がない。
・休日出勤が多く、同じ職場で働くことは困難。他の部署なら大学に残ってもよい。
・職員と教員の一体性が稀薄になってきており、学生を育てる職場ではなくなってしまった。
・都の大学運営については疑問を持っており、このような職場で働くことはできない。
・法人化にしたわりには異動が多く、制度的にも人事面でも落ち着かず、ストレスがたまる。
・本来若者を育てる夢のある職場であるべきだが、夢がもてない。

☆未回答(1名)
☆理由

・働き続ける職場の魅力はなくなった。学部におろされている事務が非常に多くなっている。

☆職場状況
・本来制定されていなければならない規則や要綱などができていない。簡素にできなくてはいけない会計システムが非常に時間がかかるシステムになっている。
・事務の仕事の手順が9月になってやっと決まるという異常な状況
・よい職場だと思う。職環境はいい。仕事になれ、楽しくやっている。
・中味のない方策、組織。
・事務方主導で大学運営をしていこうとしているのはよくわかるが大学の主役はあくまでも学生であり、教員である。その軋みがあちこちに出てきているように思う。
・何も準備が整わないままに新大学がスタートした。組織のねじれもあるが大変負担に感じている。
・事務職員に無理がかかっており、いつ体制が崩れても不思議ではない。
・何も決まっていないところからの出発で、1つ1つが出たとこ勝負である。毎日手探り状態、先行き不安で仕事に対する意欲も出ない。
・いろいろな雇用形態のため、意思の疎通がとりにくい。今後固有職員が中心となるのに、1年契約でよいのでしょうか?
・学生の立場に立った判断をする気運が、各職場に生まれるといい
・各自負担が増えているが、前向きにがんばっている。
・休日出勤が多く、家庭に負担がかかっている。2年目、3年目と働き続けるのは今のままだと大変である。
・部署により仕事量が違いすぎる。
・異動内示の時に示された勤務条件と異なる。土日祭日出勤が多く家庭との両立に支障をきたしている。
・有能な固有職員に適切な待遇を与えないと、来春の事務は崩壊するでしょう。
・固有職員に仕事面で引き継ぎができるよう、いろいろ伝授しているが来年同じ固有職員のかたが来てくれるのかどうかわからず不安。
・いろいろなことがどこで決められているのかわからない。
・事務量は明らかに増えている。
・勤務時間が派遣・固有など人により異なり、窓口対応時間などにサービス低下をきたしている。
・都派遣の人事異動、人員配置が不適切で、今までのような職務分担ができていない。
・都の状況・情報が少ない。法人になったとはいえ、公立である以上都の情報がほしい。

 【固有職員】(28名)
☆18年度以降も大学で働くことを希望する (21名)
☆理由

・希望はするが今後の職場環境や待遇の改善に期待します。今後もずっと待遇が改善されない場合は考え直す。
・司書はなかなか職場口がなく、首都大のように仕事内容、給与面で恵まれているところが無いため。
・仕事としてやりがいがある。(2名)
・担当したことのない仕事をゼロからやってしんどかったが、少しづつ慣れてきているのを1年で無駄にするのはあまりにも残念。
・職場、仕事になれてきてこの1年の経験をふまえて、自分なりに改善したい点があるし、関わってみたい業務もある。しかし一方できちんとした立場・待遇で働ける場所も探している。
・関東で専任で司書を雇用する大学はほとんど無く、アルバイトに比べたら条件は良いほう。
・生活費が必要だから。
・専門職として雇用され、以前の職場ではできなかった仕事を経験することができ、日々吸収している最中なので、司書としてもっと働いて経験を積みたい。
・図書館司書の仕事にやりがいを感じているから。
・図書館業務は年月を経て身に付いた知識こそが役に立つ。教員、学生と長期的な信頼関係を結んでいくことが、そのまま、図書館サービスの質の向上につながる。本来は専任で雇用されてしかるべきであるし、私自身もよりよい図書館づくりを目指したい。
・職場環境がよい。
・現在の雇用条件で今後もこの大学で働きたい人はいるのか?まともな大学事務職を育てようとする発想が最初から無い。
・職場の環境はとても良く、仕事がしやすいし、学生さんも熱心に図書館にきてくれる。

☆わからない(7名)
☆理由

・仕事の量が同じ職場でも片寄りすぎている。
・先行き不透明でこの先どうなるのか不安。超勤手当が出なくなるという噂も・・。
・専任として採用してもらえないのであれば、他のもっとよい条件のところに転職したい。
・どういう学校にしていこうとしているのか展望がみえない。
・雇用条件に納得して入ったのだが、思っていた以上に当初条件との矛盾が感じられるようになってきた。また改善等も見込まれない。

☆職場状況
・困ったことがあっても相談できる環境ではない。仕事量が過剰気味なので、人員を増やす等の措置をとってほしい。昇給するのか、いつまで勤められるのかなど非常に不安な立場で先行きが心配。増員は切実な願い、有休も取り辛い。
・就業時間を過ぎてもその日にやるべき仕事がある場合、残業しにくいのでそこが少し困っている。
・給与や福利厚生に関してどうしても不利益な感を受ける。都に関する話題に疎外感を感じる。
・みなさん親切で感謝している。ただそれぞれの立場で不安、不満がみられ、全体的に元気がないように感じる。
・過ごしやすいが、都職のかたが半休や時間給を取られているのを見ると、同じように働いているのにと比較してしまう時がある。休暇制度の充実を願う。
・管理職が働く環境をつくる努力をしていないと感じる。
・月に2回夜勤があり、図書館をたった一人で閉めなければならない(女性一人では危険性をよく感じる)。
・都の派遣職員の異動、減員が多い中、固有職員の業務における比重が多くなっている。
・上司となる職員が少なく、固有職員の責任が思っていたより(待遇に比べて)重い。
・都の派遣職員の方がほぼ入れ替わり、重要な仕事が回ってくるようになった。それに対し、固有職員の立場の不安定さ、労働条件では見合わないと感じる。
・責任の重い業務を任されるのであれば、それなりの身分の保障がほしい。
・人間関係が今までのところと比べるとずっと良い。
・職場の状況は悪いと感じる。セクハラ発言をする職員もいる。
・都派遣職員と同等の責任を持たされているのに、不安定な契約職員という立場や条件に納得いかない。物事の決定に時間がかかりすぎる。
・職員の数が少なく、一人あたりの仕事量が増えている。
・研修等を行ってほしい。

☆組合への要望
(派遣職員より)

・がんばってほしい。組織人員要求の強化。
・組合員を増やす運動を強めてほしい。
・どうしたら法人として大学運営が円滑に進むのか、当局ができないなら、組合から提言してほしい。
・弱い立場の人達の声をくみ上げてほしい。
・学部事務室の抱える問題を知ってほしい。
・複雑な組織を何とかしてほしい。
・今年度のような7月、9月の人事異動等、今後はさけるように申し入れてほしい。
・法人化したので、パワーアップしてほしい。
(固有職員より)
・大学とはどうあるべきなのか、明確な主張がほしい。
・労働条件について闘うことも大事だが、首大への改組によって大学としての社会的使命がいかに損なわれようとしているのか、自信を持って市民の訴えてほしい。時間休をとれるようにしてほしい。
・アンケート実施はありがたい。意見を出しづらいので組合を通じて要求が実現することを望みます。
・組合で今交渉していることが実現すると、今後働いていくときに不安が減ります。
・都派遣職員と同じ仕事内容なので、労働条件の差をもう少し縮めてほしい。
・時間単位での休暇取得を早急に実現してほしい。
・期限に定めのない雇用を希望します。昇給、賞与、超勤手当の確保。